審美歯科の基準
サービカル・エンブレージャー
歯周病などで歯茎が退縮すると、歯と歯の間に黒い三角形の隙間ができてしまう場合があります。
これをブラックトライアングルといい、審美歯科的にはとてもマイナスとなります。
既にブラックトライアングルがある場合には審美歯科治療を行い、歯の形、大きさでこれを補正していくことになります。
このブラックトライアングルを作らないためには、歯と歯が合わさるコンタクトポイントの位置が重要です。このコンタクトポイントをできるだけ歯の根元に位置させることでブラックトライアングルはできにくくなります。
しかし、歯の形というのはコンタクトポイントを歯の根元に近づければ近づけるほど、四角ばった形となってしまい、審美歯科的な美しさが損なわれていきます。
また、ブラックトライアングルを消そうとするあまり、かぶせ物を大きくし過ぎると歯茎が炎症を起こしてしまう可能性が出てくるのです。
ですので、審美歯科的な美しさが損なわれないでかつ、ブラックトライアングルもできない位置にコンタクトポイントを位置させ、さらに歯茎にも炎症が出ないような適度な大きさで自然な美しさのかぶせ物を作らなければならなりません。
これは科学的に数値化して表わすことは難しいので、歯科的なアートとしての感性が歯科医師、歯科技工士に必要とされてきます。
Fig.24
A black triangle,due to a blunted papilla is present in the cerical
embresure between the central and the lateal.
実際にあなたの歯を鏡で見てチェックしてみましょう
□あなたの歯は歯と歯の間にブラックトライアングルがありませんか?