審美歯科の基準
マージンプレイスメントとデザイン
審美歯科治療の中でかぶせ物を装着する際には、歯茎側のかぶせ物の端を歯茎の下にとこまで潜らせるかが審美歯科的に非常に重要になります。この歯茎の下にあるかぶせ物と歯根の接合部をマージンといいます。
このマージンが深すぎると歯茎が炎症を起こしてしまい、歯周病になってしまう可能性が出てきます。
また、浅すぎると審美歯科的な美しさを損なってしまう可能性が高くなります。
たとえば、歯の根っこが既に変色している場合にはその色が出てしまうかもしれません。
もしくは、少し歯茎が下がるとかぶせ物の端が露出し、美しさを損ないます。
したがって、審美歯科的な美しさを長期間に渡り、維持していくためにはこのマージンの位置を適切に設定することが非常に重要になります。
Fig.26
Visible tooth structure & margin on the right lateral.
実際にあなたの歯を鏡で見てチェックしてみましょう
□あなたの歯は以前に入れたかぶせ物の歯茎の端が黒ずんでないですか?
□あなたの歯のかぶせ物の入っている部分の歯茎が赤くはれていませんか?