審美歯科の基準
スマイルライン
上あごの歯の先端を結んだラインがどのようになっているかは審美歯科的な美しさを決める重要な基準です。
この基準を満たしていると見ている人は美しく感じるし、この基準を満たしてないと美しさが減少してしまいます。
では、上あごの歯の先端を結んだラインがどのような曲線を描くと審美歯科的に美しいのでしょうか。
それはあなたが笑った時の下唇が描く曲線のラインなのです。これをスマイルラインといいます。
あなたが笑った時の下唇が描く曲線のラインと上あごの歯の先端を結んだラインが同じになった時、審美的な美しさが得られるのです。
もし、あなたの笑った時の下唇の描く曲線のラインがゆがんでいて、基準にならない場合は別の基準になりますが、その時は
正面から見た時に、中切歯は犬歯より少し長いか、少なくとも犬歯と同じ長さにすることで下に膨らんだカーブを描くのが理想的です。
Fig.1 Smile Line
正面から見た時に、中切歯が犬歯よりも短いとキレイなカーブを描かず、リバースラインになってしまいます。
Fig.2 Reverse Smile Line
また、笑った時に上あごの歯茎がどれくらい見えるかも審美的な基準としては重要です。
見えすぎると、「笑うと歯茎がたくさん出る人だな」と感じてしまいます。
基準としては笑った時の上唇のラインと歯茎のラインが一致していて見えないか、1~2mm歯茎が見える状態が理想的と言われています。
笑ってない状態で軽く唇を開いている時に、上あごの歯がどのように見えるかも審美的には重要です。見えすぎても、見えなさすぎて美しいスマイルとは言えません。では、どのくらいが理想的なのでしょうか。
それは笑ってない状態で軽く唇を空いている時に、上あごの切歯が2~4mm見えるのが理想的だといわれています。
実際にあなたの歯を鏡で見てチェックしてみましょう
□あなたの上あごの歯はスマイルラインを描いてますか?
□あなたの上あごの歯は正面から見た時に、中切歯は犬歯より少し長いか、少なくとも犬歯と同じ長さになってますか?
□笑った時の上唇のラインと歯茎のラインが一致していて歯茎が見えないか、1~2mm歯茎が見える状態になってますか?
□笑ってない状態で軽く唇を空いている時に、上あごの切歯が2~4mm見える状態になってますか?