審美歯科の基準
セントラルドミナンスとプロポーション
セントラルドミナンス(Central dominance )とは、中切歯がスマイルの時に重要な立場であり、均整のとれた好ましい形であることが審美歯科的な美しさの基準となっているということです。つまり、中切歯は良好なスマイルの鍵なのです。
Fig.8 Proportion of Centrals
Fig.9 Golden Proportion
中切歯の形の縦横比率は審美歯科的で、数学的にも正確でなければなりません。中切歯の縦の長さに対する横幅はおよそ5:4で75%~80%が最も審美歯科的に良好だとされています。
この審美歯科的な基準があることで咬み合わせによって摩耗したり、短くなってしまった中切歯の横幅を測定することで審美歯科的で理想的な長さを計算することが出来るのです。
中切歯の形態と位置は側切歯と犬歯の位置と外観を決定するのにとても重要です。
審美歯科的な黄金比の原則(The principles of golden proportion)によると、中切歯、側切歯、犬歯の横幅はそれぞれ1.618:1:0.618の関係が存在するのです。
※この比率はあくまで正面から見た時の比率です
実際にあなたの歯を鏡で見てチェックしてみましょう
□中切歯の縦の長さに対する横幅はおよそ5:4で75%~80%になっていますか?
□あなたの歯を正面から見た時に、中切歯、側切歯、犬歯の横幅はそれぞれ1.618:1:0.618の関係になっていますか?